ライターってむずかしい
ライターっていうものは、むずかしい。
何も書けないときがあるからだ。
のっていて書けているときはいいが、書けないときは悲惨。 集中力もまるでないし、 時間が立つのが遅い。
さらに何をしているのかワケがわからなくなる。
しかし、これは職業病であることに気づいた。 そうそうすらすら文章が書けるものではないし、あきらめることも肝心だ。
図書館に来て気づいたことがある。なんで外だと文章が書けるのか。 それは周りの人間がどうでもいいからだ。
視線を送ると逆に失礼。一人の世界に没頭するのがよろしいとする世界。
自宅オフィスではこうはいかない。まず、となりにWindowsが並んでいる。
なんでもできるPCだ。なんでもできるPCがあればそれをさわって時間つぶししたくなるのは仕方がないなことだ。
視点も集中しない。
自分にとっては、「周りを見てはいけない」といった無意識の念が、視線を13インチのノートブックに集中させる方向へ向かうようである。
集中力散漫になったときは天井をみるに限る。
天井にファンがあればラッキーだ。 ファンの回転に合わせて目をキョロキョロしているだけでいい。
まあ天井にファンがあるのはたいてい喫茶店だが。
しばらく天井のファンを見ていると、頭の邪気が取り払われるようだ。気楽になってくる。
集中力とは大切なモノだ。暑くても暑さを感じず、腹が減っても戦ができる。蚊がとんでいてもなんのその。鼻が詰まっていても気にならないし、呼吸ができていればいい。
集中力。
集中力。
集中力。
作家とは集中力の魔力にとりつかれた職業ではないだろうか。